熊本市南区 動物病院 烏城ペットクリニック | 犬・猫・うさぎ・フェレット・ハムスター
症例解説

軟部外科「 垂直耳道切除術(耳道内腫瘍)」

耳道切除術ヘルニアとは
耳の穴(外耳孔)から鼓膜までの管を外耳道と言います。外耳道は途中で折れ曲がっており、垂直耳道と水平耳道に分かれます。鼓膜より奥には中耳や内耳があります。
外耳に問題を起こす病気として外耳炎や腫瘍が代表的です。外耳炎では初期には点耳薬や飲み薬で治療しますが、なかには内科療法による治療が難しく慢性外耳炎になってしまう患者がいます。このような患者では耳道が固く石のようになり、強い痛みを持ち続けることになります。また、耳道には様々な腫瘍ができ、腫瘍があるために外耳炎が治らないということもあります。耳道切除術とは外耳道の一部あるいはすべてを取り除くための手術です。
手術
  • 外側耳道切除術垂直耳道の外側半分の壁のみを切除します。外側にだけ限定して病変がある場合や、風通しを良くして耳の環境の改善をさせる外耳炎治療の補助として行われます。
  • 垂直耳道切除術垂直耳道をすべて切除し、水平耳道が直接外界に接するようにする手術です。外側耳道切除では摘出できない垂直耳道の病変にはこの手術を行います。 
  • 全耳道切除術+鼓室胞骨切り術:水平耳道や中耳に病変が存在する場合には外耳道(垂直耳道+水平耳道)と鼓膜をすべて切除し、中耳の内部の組織も除去して洗浄します。

(手術範囲:外側耳道切除は黄色の部分、垂直耳道切除はオレンジ色の部分を取り除きます。全耳道切除+鼓室胞骨切り術は垂直耳道切除の範囲からさらに赤点線部分を除去します。)

症例
8 歳のチワワ。内科療法をしても治らない外耳炎で来院されました。外耳孔すぐに腫瘍があり、耳の穴がふさがって膿のような耳だれが出ていました。腫瘍は垂直耳道から出てきていたので、垂直耳道切除術を行うことになりました。水平耳道には腫瘍はなかったものの長期にわたる外耳炎により、穴が細くなって内部が荒れていました。病理検査では耳垢腺癌(悪性)と診断されましたが、運よく完全切除との判定でした。念のため転移や再発には注意していますが、術後経過は良好です。 
  • (手術前の写真:黄色矢印が耳道内の腫瘍。水色点線の皮膚を切開しました。)
  • (手術中の写真:管状の垂直耳道が現れました〔黄色矢印〕。内部の腫瘍を取り残さないように切断します。)
  • (手術後の写真:残った水平耳道に綿棒を挿入しています。慢性的な外耳炎の影響で細くなっています。)

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